リサイクルトナープロセス(2)

工場でのリサイクル方法

 メーカーが作った純正トナーの不具合率は1~2%です。それに対して、リサイクルトナーの不具合率は約2.6%の国内トップと高いクオリティを誇っているのです。リサイクルトナーが出来上がるまでには、多くの技術者が携わっています。リサイクルトナーをに安心して使っていただくために、検証とテストを日々繰り返しています。そこでこのページでは、もっとリサイクルトナーについて理解を深めていただきたいと思い、工場でどのようにトナーがリサイクルされるのか、その工程をご紹介いたします。

 リサイクルトナーが出来上がるまでの工程は、「1.回収」「2.分解」「3.組み立て」「4.検品」「5.梱包」「6.出荷」の6つに分類することができます。それぞれの工程ごとに、工場でのリサイクルトナー製造過程をご紹介したいと思います。

2.分解

 分解を行う工程では、再生利用可能な部品の判断とカートリッジ内部の清掃が必要になります。まず、トナーカートリッジのサイドのピンを外します。次に、トナーボックス側にはドラムが、廃トナーボックス側には帯電ローラーがありますので二つに分けます。分解したトナーのうち、まずはトナーボックス側にあるブレードや帯電ローラーを取り出します。次は、トナーが付着して汚れてしまったドラムを廃トナーボックス側から取り出します。取り出したドラム、ブレード、帯電ローラーの洗浄を行います。エアを使って付着したトナー成分を払い、乾燥した布で拭き取ります。そして、最後にアルコールで洗浄を行います。

ドラムなどを洗浄した後は、ワイパーブレードの取り外しです。ワイパーブレードを取り外したら、こちらも洗浄を行います。いったん帯電ローラーとワイパーブレードをそのままに、分解作業を始めます。取り外した廃トナーボックスを見てみると、耐久性を高めるために内部でクロスされた構造になっているのが見て取れます。こちらも同様に洗浄を行います。トナーボックス側にあるドクターブレードを取り外し、洗浄したトナーボックスにトナーを詰めて、分解の工程は終了です。

3.組み立て

 組み立ての工程は、まず分解した廃トナーボックス側のワイパーブレードの組み立てから行います。続いて転写ローラーとドラムをつけます。その次は、トナーボックス側についていた帯電ローラーとドクターブレードの取り付けを行います。分解と逆の工程ですね。カバーを取り付けた後、分かれていたトナーボックスと廃トナーボックスを一つに組み立てます。そしてサイドのピンを打ち込んで、組み立て終了です。

4.検品

■印字テスト

 多くの熟練された技術者によってリサイクルトナーへと生まれ変わるのですが、実際出荷される前にプリンタにセットして再生されたトナーの印字テストを実施します。一部のカートリッジは、この印字テストができないものもあるのですが、重要な工程となります。もちろん、この印字テストが最終的なチェック項目となっているため、これを通過しない限り、リサイクルトナーとしての利用は認められないのです。印字テストにより通過できなかったトナーカートリッジは、またリサイクルトナーして利用するために再生工程に回されます。

■プリンターチェック

 リサイクルトナーは、およそ900以上の種類があります。そのため、実機テストに使用するプリンタもさまざまなものを用意してチェックを行っています。一般的にトナーカートリッジは、A4用紙に5%の割合で印刷したときの枚数が何枚あるかを計算します。この数値が印字枚数です。そのためベタ塗り印刷や写真印刷が多い場合は、予想される印字枚数は減ることになります。

■印字テスト(カラートナー)

 カラートナーもモノクロトナーと同様に製品化終了後、印字テストを実施します。カラートナーはモノクロに比べると単色の印刷ではありませんので、色の兼ね合いがとても重要となります。そのため、カラートナーの印字テストは慎重に検品を行うのです。カラートナーのプリンタを、本体側でカラーバランスの補正(キャリブレーションという)をかけておけば、プリンタ側でトナー残量などをもとにして発生するズレを補正してくれます。よりキレイな印刷ができますので、覚えておいて下さいね。

■検品後の情報をデータ管理

 印字テストを通過したトナーカートリッジは、その情報がデータ入力されてこれでようやくリサイクルトナーの完成となります。完成後は顧客の元に届けられるわけですが、いったんこのリサイクルトナーは在庫として保管されます。その後、顧客からの注文があり次第、リサイクルトナーのの梱包作業の工程へと移るわけです。梱包するときには、印字テストを行ったときの印字サンプルを同梱して、顧客の元へと配送します。その梱包の工程はデリケートな作業が要求されるため、慎重な梱包作業が必要になります。その過程を次に見ていきましょう。

Last update:2017/1/20

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